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不可解過ぎます!WebViewのHTML5アプリケーションキャッシュ

AndroidアプリからWEBアプリを操作するハイブリッドアプリを開発リリースしています。その際に用いたWebViewという機能。PC版Javaにも同様のものがあり非常に便利そうに見えるのですが、WebViewが提供するHTML5アプリケーションキャッシュに不可解なことが多くて困っています。

「アプリケーションキャッシュ」とは

「アプリケーションキャッシュ」とは、HTML5で導入されたもので、ネットワークへの接続があってもなくても、scriptやら画像データやらHTMLやら、本体のHTMLから参照される全ての外部ファイルを、そのアプリ専用のキャッシュから読み込んでくれるというもの。極論すればネイティブのアプリケーションのように動作しているように見えるというもの(多少遅いけど)。

この機能は非常に便利で、一度キャッシュされると、ちょっと厳格すぎるように見える手続きを陽に踏まない限り、テコでもキャッシュを更新してくれない位強力なものです。SafariやChromeブラウザでの経験しかありませんが、普通のいわゆるキャッシュとは全然違うようです。

キャッシュとアプリケーションキャッシュの違い

ネットを探してみると、膨大な情報がありますが、なんとなく「キャッシュ」と「アプリケーションキャッシュ」を同じものとして扱っている記事が多い感じです。名前が似ているので当たり前なのですが、それでは何故わざわざ「アプリケーション」キャッシュという言い方をするのでしょうね。

同じ、もしくは包含関係にある、それとも、全く排他的なものなのか、それも不明です。実際どちらにも当てはまりそうな場合がありました。

ここでは、「アプリケーションキャッシュ」でネイティブのアプリケーションのように動作させていながら、必要なときにはキャッシュを消去したり更新したりするにはどうすればいいか、ということを考えます。「更新が効く」/「更新が効かない」は、WebViewで呼ばれるURLにあるscriptファイルの文字列を一部変えてみて、表示に変化があれば「更新が効く」、なければ「更新が効かない」としています。もちろんscriptファイルはmanifestファイル内のCACHEフィールドに記述されておりmanifestファイルの文字列を一部マニュアルで更新しています。

WebView#clearCacheが効かない

ネットによると、キャッシュ消去の標準的なやり方は、WebView#clearCacheを使う方法のようです。onDestroy()中で、WebView#clearCache(true)を実行して「loadStorage」と「アプリケーションキャッシュ」で検証してみました。使い方や呼び出す順序がまずいのか、まったく効きません。ネットでは効くのが当然のような書き方が殆どなので恐らくなにか間違っているのでしょうね。これについては簡単なプログラムで確かめてみたいと思います。

省略値を陽に宣言しないと動作しないのは何故?

Enabling HTML5 AppCache in Android Webview programatically.のページには、WebView#AppCacheEnabled()はよいとして、WebView#AppCachePath()、WebView#AppCacheMaxSIze()にも省略値を陽に指定しないと動作しなかったとあります。実際Path指定がないとエラーになりました。

こういうことがひとつでもあると何を信じてよいか分からなくなりますね。ただ、どこかのページには「Pathを陽に示せ」と書いてあったようにも記憶しています。ちなみにAppCacheMaxSizeに1024*1024*5の代わりに「0」としても「アプリケーションキャッシュ」は動作していました。「0」ではなくて「1」とか思いっきり小さい値がよかったのかも知れませんね、この手の検証では。

「アプリケーションキャッシュ」ではなく、「キャッシュ」だけ使いたい場合にはこのような指定は必要ないのか、これも不明です。

Android端末のアプリケーション設定での謎!?

Android端末の「設定」に「アプリケーション」という設定項目があります。アプリを選び「本体データ削除」「キャッシュ消去」のうち、「キャッシュ消去」を有効にしてみました。すると、そこに出ているキャッシュデータ量を示す数字は0になりますが、依然として「アプリケーションキャッシュ」が動作していました。「キャッシュ消去」前の容量は、ちょうど「アプリケーションキャッシュ」のためにMaxサイズとして指定したものと一致しており、直感的に「キャッシュ」=「アプリケーションキャッシュ」もしくは包含されるように考えてしまいました。

「本体データ削除」だと「アプリケーションキャッシュ」が更新できますね。何故でしょう。ただ本体データ削除のデータ量は70kB程度で自分のアプリは画像を含め150kB程度ありますので、「アプリケーションキャッシュ」が「本体データ」に含まれるというのも数字が合いません。「キャッシュ消去」にでている量は5MB強とリーズナブルです。

やっとみつけたWorkAround(ワークアラウンド、回避策)

「本体データ削除」だと何故か「アプリケーションキャッシュ」が更新できますが、設定が多いと結構つらいです。なので、なにかいい方法はないかと探していたら、すぐ近くにありました。「強制停止」+「キャッシュ消去」です。理由は分かりませんが、設定もそのままでキャッシュ(アプリケーションキャッシュ?)やloadStorageもクリアできるようです。

PHPとは共存できないんでしょうか?

もうひとつ不思議なのが、PHPとの共存です。ご存知かも知れませんが、PHPコードは大抵サーバ側で処理するものですから、manifestファイルにindex.phpとあってもクライアントだけの環境ではうまく動作するはずがありませんが、index.phpそのものではなくindex.phpの処理結果をキャッシュしているのか、それなりに処理できています。いつも厳格な「アプリケーションキャッシュ」の風貌にそぐわない感じがしています。

WebViewのHTML5アプリケーションキャッシュ、不可解過ぎます。

といっても、恐らく私の勉強が足らないだけなのでしょうね。

結構複雑でわかりにくい話ですみません。

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お世話になったリンク

Enabling HTML5 AppCache in Android Webview programatically.
caching – Cache dynamic page using html5 cache manifest using Android webchromeclient – Stack Overflow

以上です。