セキュアなパスコード(パスワード)の作成方法

[追記しました@20130805]

パスコード(パスワード)の作成方法として、

名前や誕生日など連想しやすい単語(辞書に出てくる単語を含む)は使わないように

とよく書かれています。

私が習った方法では生成されたものは「単語」にはなりえずほとんど乱数のようなパスワードになるため、連想はほぼ不可能だと思います。

日本語のページではあまり紹介されていないようなのですが紹介しておきます。

コツはひとことでいうと、

「フレーズを作って、その先頭文字や音などを抽出してパスワードを作る」

です。たとえば、

「あんたはちょっとみかけによらないにっぽんいちのくるくるすっとんパー」

のフレーズ(世代がばれますが)を使う場合、

あんたは[ a ]
ちょっと[ c ]
みかけに[ m ]
よらない[ y ]
にっぽん[ n ]
いちの[ 1 ]
くるくる[ c ]
すっとん[ s ]
パー[ 8 ]

として先頭文字等をとって、

acmyn1cs8

というパスワードにすれば、

辞書には載っていなく、

かつ無限に作成でき、

かつ覚えやすい、

かつ乱数

なので連想されにくいパスワードになります。

私が習ったときは、

this is the most difficult password to guess[ titmdptg ]

という例を使って教えていただきました。これはもう20年ほどまえのことなので、今ではもっとうまいやり方があるのか知れません。上の方法だと記号の使用や大文字小文字の区別がしずらいので。

別な視点で効果的なやり方が紹介されていますね

安全で覚えやすいパスワードを簡単に作る方法 | Lifeclip

ここには連想されにくいように自分だけがよく知っている単語を組み合わせることと、サイトごとに接頭語や接尾語を変える法則を作ること、が紹介されています。私自身も上に紹介したことのほかに接頭語や接尾語を変える法則のやり方を使っていました。確かにこれだとサイトごとにパスワードが変わるのでいいですね。

[追記:20130710]

フレーズからパスワードを作るには文法を無視せよという報告があったようです

『作り方 パスワードの 新しい セキュアな これが』――研究チームが発表

【コラム】
『作り方 パスワードの 新しい セキュアな これが』――研究チームが発表
文字数が多くとも、文法に沿っていれば解読が容易であることを実証
(2013年01月25日)

という報告があったようです。上記のリンクは今では切れているようでキャッシュしか参照できませんでしたが、

一般に、パスワードは長いもののほうがセキュアだと言われる。だがカーネギーメロン大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)による最新研究で、単純に文字数が多いだけでは安全ではないことがわかった。
セキュアなパスワードを作るためには、文法の授業で習ったことを忘れる必要があるようだ。
両大学の研究チームによると、文法に沿ってパスフレーズ(複数の単語をつなげた形式のパスワード)を組み立てることで、ハッカーに解読の手がかりを与えることになるという。研究者たちはその仮説を実証してみせるアルゴリズムを開発した。
このアルゴリズムを用いて、研究チームが16文字以上のパスフレーズ1,434個のクラッキング(解読)を試みたところ、全体の10%を解読することができたという。発表では次のように結論づけられている。「パスワードの文字数、ワード数が多ければ安全だろうと考えるのは早計だ」。
一般に、文字数が多く、なおかつユーザーが覚えやすいパスワードにするために、何か短い文をベースにパスワードを考えることがある。
しかし、文法という「ルール」に沿うことによって語句の選択肢が狭まるため、単純に解読しやすくなる。言い換えれば「代名詞-動詞-形容詞-名詞」という文法に沿ったパスワードは、文法に沿っていない「名詞-動詞-形容詞」といったパスワードよりも弱いというわけだ。
研究チームでは、例えば「Hammered asinine requirements」という3単語の(文法に沿っていない)パスワードのほうが、「Th3r3 can only b3 #1!」という5単語のパスワードよりも推測しにくく解読に強いと記している。

英語に比べて日本語は文法が自由なのであまり問題ないようにも思いますが、どうなんでしょう。実際フレーズで検索をかけても、英文フレーズならヒットする頻度が結構高いけれど日本語フレーズだと少ないようです。もっとも検索対象になる情報量に英語と日本語で圧倒的な違いがあるのでしょうね。

[追記:20130805]

日経新聞の7/24夕刊に「パスワードにあたふた」という記事が出てました

中高年にとってパスワード管理というのはやっかいなものであるようですが、それは中高年に限らず誰にでも当てはまることでしょう。

乱数によるパスワードが一番安全であることは周知の事実です。でも若くても長い間正確に記憶するのは不可能ですしその労力や集中力は他の重要なことに使うべきです。

それに、人間の脳みそに記憶されているパスワードも絶対安全ではありません。催眠術や薬物を使った方法やソーシャルエンジニアリングの手法もあります。最近では脳波そのものをモニターする非常に安価なセンサが出ているそうですので、脳みそからパスワードが抜かれることも時間の問題とも考えられます。

パスワードにあたふた | タカセのニュース

8~16文字、大文字・数字交ぜて…パスワードにあたふた 「安全上必要」わかるけど… :日本経済新聞

日本語をローマ字にすればそれだけでパスワードとしてかなり稀なフレーズになります。それをwasabiをibasawにするように文字の並びを逆転させれば辞書的にも探せないでしょう。ただ、長いカタカナの文字列をみるようなイライラ感がつのりますが。

以上です

セキュアなパスコード(パスワード)の作成方法」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 伏兵がいたとは!?パスワード管理の話 | クラサーブなICTと共に

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